お家の価値の創出★田舎の実家じまいのステップ③

ステップ1では荷物の整理、ステップ２では修繕と清掃。次なるステップは不動産の価値の創出についてお伝えします。

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お家の修繕と清掃★田舎の実家じまいのステップ②

１．「不動産の価値を創る」とは
２．不動産の価値を創って家じまい
３．家じまいの方法
４．まとめ

１．「不動産の価値を創る」とは

空き家の処分は、価値を下げれば簡単にできます。
しかし、それは所有者さんの利益にはなりません。
出来る限り高い価値で手放したい、所有していたいと考えるのは当然です。
所有者のみなさん、あなたの空き家、出来るだけ高い価格で手放したいですよね？

不動産の価値とは、固定資産税の評価額が一定の基準にはなっていますが、実際の不動産の価値とは全く違うんです。

では、不動産の価値とはなんでしょう？

不動産が現在の市場でいくらで取引されるか、です。
つまり、欲しい人がたくさんいれば価値が上がり、欲しい人がいなければ価値が下がるんです。
不動産の周辺環境や、管理の状況によっては、価値がない場合さえ、あるんです。

では、タイトルの、「不動産の価値を創る」とはどういうことでしょう？

２．不動産の価値を創って家じまい

不動産の価値を創るとは、誰かが欲しがるポイントを作ることです。
方法は色々あるんですが、一番大切なことは、ターゲットを絞ることです。

誰に買ってもらうか、
誰に使ってもらうか、
ある程度目星をつけます。

それによって、対応策が変わってくるんですが、
まず、あなたの空き家がどういう特性があるのかを見抜き、
どういう使い方をするのがベストなのか、
どういう人に使ってもらうのかをある程度絞り込むことが大切なんです。
これは、それぞれの不動産によって異なりますので、専門家にご相談頂くといいと思います。

ターゲットを絞り、より価値が高くなる方法で活用をする。
これが、所有者様にとって一番の家じまいの方法です。

３．家じまいの方法

ひとことで家じまいと言ってもいろんな方法があります。

このステップは家じまいプロセスの中でも特に重要で、家を売却、賃貸、譲渡、またはその他の選択肢に向けて進むかどうかを決定する段階です。
以下では、不動産の価値の決定について解説します。

①売却の検討

田舎の実家を売却することは、最も一般的な選択肢の一つです。
この決定を下す前に、現地の不動産市場や類似物件の価格を調査し、家の現在の価値を把握しましょう。
また、家の状態や需要に合わせて修繕を行い、家の価値を最大化します。
専門家にアドバイスをもらいながら、より良い方法を探すことが重要です。

②賃貸の検討

もし家を売却するより賃貸したほうが価値が上がる場合、または将来的に家を利用する可能性がある場合、賃貸が選択肢として考えられます。
田舎の実家を賃貸に出す場合、家賃の設定や賃貸契約の条件を検討しましょう。
また、地元の賃貸市場や類似物件の賃料を調査して、競争力のある条件を設定します。

③譲渡の検討

家族や親戚に実家を譲渡することも一つの選択肢です。
この場合、法的手続きが必要であり、適切な遺言書を作成するか、贈与税に関するアドバイスを受けることが重要です。
譲渡には感情的な要素も含まれるため、家族とのコミュニケーションが鍵となります。

④その他の選択肢

家を売却または賃貸に出す以外にも、他の選択肢が考えられます。
たとえば、家を保有したまま、バケーションホームや別荘として利用することができます。
さらに、自分が使わない時期は民泊やゲストハウスなどで活用することも有効です。
また、土地利用計画や不動産開発の機会を探索することもできます。
どの選択肢が最適かは、家の状態、地域の需要、所有者のニーズに依存します。
これも選択肢が多岐にわたるため、専門家に相談することをお勧めします。
思いもよらない選択肢が出てくる場合も無きにしも非ずです。

⑤法的および税務上のアドバイス

不動産の決定に関する法的および税務上の側面を理解することが不可欠です。不動産売却や賃貸に関する地方の法律や税金、譲渡に関する法的要件について、弁護士や税理士にあらかじめ相談することも有効です。
高価な売却にばかり目が行って、必要以上に税金が掛かったりする場合もあるんです。
専門家に相談することで、問題やリスクを最小限に抑えることができます。