先日、よろず支援拠点での面談中に、ずっとお世話になっているコンサルタントの“わびたん”から、こんな言葉を聞いて驚きました。
「一生は週で数えるといいよ。」
……え? 一生を週で?
その発想はまったくなかったので、正直かなりの衝撃でした。
でもすぐに、「これはすごく良い!」と直感しました。
というのも、私自身『7つの習慣手帳』をもう何年も使っていて、「週ごとに計画を立てる」ということ自体には慣れていたつもりでした。
でも、ただ使っていただけだったんです。
「自分の人生全体の中の“今”は、どこに位置しているのか」
「自分にとって意味のある“節目”がいつで、その時にどうありたいのか」
そうした“時間の背景”まで意識して使っていたかといえば……答えはノー。
だからこそ、この「ライフカレンダー」という考え方を知って、とても大切な気づきになりました。
この記事では、この素晴らしい視点で、私自身がこれからのライフプランをブラッシュアップしたことを書き留めておきたいと思います。
目次
なぜ「週」単位で人生を考えるのか?
人生を年単位で捉えるのは当たり前のようでいて、実はとてもぼんやりしているのかもしれません。
でも、それを「週」という単位で数えてみると、いきなり時間の輪郭がくっきり見えてくるんです。
たとえば、
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80歳まで生きると仮定すると、一生はおよそ4,174週間。
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健康寿命を70歳とすると、約3,650週間。
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60歳まで現役で働くなら、約3,130週間。
この数字を初めて計算してみて、実はさほど何も考えていませんでした。
ですが、働ける寿命を計算した時に、私は思わず「うわ、短っ」と声に出してしまいました。
特に「60歳まで現役で働く」と考えると、今何歳かによって残りの“働ける週数”はこう変わってきます:
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20歳なら:あと約2,080週 働ける
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30歳なら:あと約1,560週 働ける
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40歳なら:あと約1,040週 働ける
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50歳なら:あと約520週 働ける
ね? 少ないと思いませんか?
これを“週”で数えたとたんに、「あれもこれも、先送りしてる場合じゃないな」と気づかされるんです。
週という単位は、小さすぎず大きすぎず、ちょうどいいサイズ。
目の前の1週間をどう過ごすか、それが積み重なって未来になっていく。
「あと何年あるか」より、「あと何週あるか」で考える。
たったそれだけで、今という時間の意味がグッと変わってきます。
「ライフカレンダー」の具体的な使い方
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人生を1マス=1週間のカレンダーで表現する
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たとえばA4サイズの用紙に52週×年数分のマスを並べるだけ。
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スマホやNotionなどデジタルでもOK。
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過去・現在・未来を色分け
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グレー:過ぎた週
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赤:今週
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青や緑:未来の計画や目標
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節目に印をつける
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仕事の目標、家族のイベント、旅行、学びなど
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“生きるリズム”を意識する
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7日というサイクルが自然と「習慣づけ」と相性がいい
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なぜこれが効果的なのか?
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「ぼんやりと未来を思い描く」から「具体的に行動する」に変わる
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「あと○年」より「あと○週」と考える方が、日常に直結する
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時間の浪費に敏感になり、優先順位を明確にできる
7つの習慣ともつながっている考え方
『7つの習慣』とは、スティーブン・R・コヴィー氏によって書かれた、世界的ベストセラーの自己啓発本で、わたしのバイブルです。
人生を主体的に生き、長期的な成果を得るための「人格の土台づくり」にフォーカスしており、
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第1の習慣:主体的である
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第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
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第3の習慣:重要事項を優先する
など、7つの原則で構成されています。
その中でも「第3の習慣」で提唱されているのが、週単位でスケジュールを組む重要性。
一日ごとではなく、“1週間というリズムで人生をマネジメントする”ことで、
本当に大切なことに時間を使えるようになる、という考え方です。
実はこの週単位の視点は、『7つの習慣』でも重視されています。
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第3の習慣「重要事項を優先する」では、週ごとのスケジュール管理を推奨
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日々に追われるのではなく、「週単位で主体的に人生をデザインする」ことが鍵
私自身もこれまで『7つの習慣カレンダー』を長年使ってきましたが、
今回このライフカレンダーの考え方に出会って、
「全体の中の“今”」や「人生の節目にある“今”」を意識することの大切さを実感しました。
これまで“ただ使っていた”カレンダーが、“人生をブラッシュアップするための道具”へと変わりそうです。
ライフカレンダーで、人生設計を見直してみた話
この「週で数える」という考え方を取り入れて、私は改めて自分の人生設計を見直してみました。
今までも『7つの習慣カレンダー』で週単位のスケジューリングはしていたけれど、
“今この週が、自分の人生全体のどこに位置しているか”までは、正直そこまで深く意識できていなかったと思います。
でも、限りあるマスの中で「今ここ」に立っていると想像したとき、「これからの週をどう使っていきたいか」が、とても鮮明に浮かんできました。
私には今の時点でも、すでにやっていることがたくさんあります。
でもそれはすべて“テスト”。
試しながら、実験しながら、少しずつサービスやその質をブラッシュアップしている途中です。
そして今回、「週」で人生を考えることで、
“これからのチャレンジ期間”がどれくらい残されているのかが、とてもリアルに感じられました。
残り少ないと焦っているわけではありません。
でも、「どう生きるかは私次第」だということが、ものすごく腑に落ちたんです。
やりたいことを全部やるためには、どんどん動いていくしかない。
そう気づいたら、なんだかワクワクしてきて、目の前の1週間がどれだけ可能性に満ちているかを、前よりもっと感じられるようになりました。
だから私はこの考え方を、“人生を見つめ直すツール”として、これからも使っていきたいと思っています。
誰にとってもぴったり合うとは限らないけれど、「知っている」だけでも、日々の行動がちょっと変わるかもしれません。
そして、できればこの視点を、もっと多くの人に知ってもらえたらと心から思っています。
まとめ:週の重みを、感じて生きる
1週間という単位で見ると、人生は有限でありながらも、十分な可能性に満ちていることがわかります。
「あと○週しかない」と数えるためじゃなくて、
「この週に、私は何を試して、何を味わって、どこまで進めるか」を考えるためのカレンダー。
時間は流れていくけれど、その中で何を選び取るかは、いつだって自分次第。
そう思えるようになって、私はより一層、自分のペースでチャレンジし、自分のスタイルで人生を整えていくことに前向きになれた気がします。
この視点に出会えたこと、そしてそれをこうして言葉にできたこと。
どちらも、今の私にとってすごく大切な節目になりました。
読んでくださったあなたにとっても、何かの気づきやヒントになっていたら嬉しいです。
今日の記事はここまで。
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