今日は、最近学んだ「STUV」という伝え方の型についてまとめてみます。
仕事でも日常でも、誰かに何かを説明したり、文章にまとめたり、資料を作ったりすることが多いのですが、私は昔から「うまく伝えることはとてもむずかしい」と感じることがありました。
どんなに役立つ情報でも、相手に届かなければ意味がありません。
そして、自分が気持ちよく話しているだけのプレゼンは無意味 です。
そんななか、さいきん出会ったのが”情報のSTUV” という考え方でした。難しい理論ではなく、ちょっとした“整理の型”のようなものなのですが、実際に使ってみると、伝え方が前よりずっと楽になりました。
今日は、忘備録としてこの学びを記録に残しつつ、誰かのお役に立てればと思っています。
目次
■ STUVとは?
STUVは、情報を「どう並べると伝わりやすいか」を考えるための、小さな道しるべのようなものです。
S:Simple(簡潔に)
T:Total(全体像を先に示す)
U:You Attitude(相手の視点で整理する)
V:Visual(視覚化する)
特別なスキルは必要なく、
どんな仕事や場面でも応用できます。
■ ① まず“自分の考え”を整理するときに役立つSTUV
S:Simple ー 大事なところを3つにまとめる
情報を整理するとき、まず最初に
「3つに分ける」
という作業をすると、頭の中が一気に整います。
すべてを一度に扱おうとすると混乱するので、
「これは中心」「これは補足」
という位置づけがはっきりしていきます。
文章づくり、資料づくり、打ち合わせ前の準備など、あらゆる場面で役に立ちました。
T:Total ー 全体の流れを先に決める
Simpleで“要点3つ”が決まったら、
次は 流れ(順番)を決める 段階に入ります。
・何を最初に話すか
・次に何を話すか
・どこでまとめるか
これがあると、途中で迷わなくなります。
Totalは、言うなれば 「地図を先に描く」 作業です。
■ ② 次に“人に説明するとき”に効くSTUV
ここからは、相手に届くかどうかの分岐点です。
● U:You Attitude ー 相手の視点に合わせて言い換える
Uは、今回の学びの中でも印象に残った部分でした。
相手がどれくらい知識を持っているのか、
いま何を知りたいのか、
どこで不安を感じているのか。
これを知ったうえで言葉を選ぶだけで、
誤解がぐんと減ります。
こちらが言いたい言い方ではなく、
相手に届く言い方 に変える。
それだけでコミュニケーションの質が変わることを実感しました。
● V:Visual ー 図や例をひとつ添える
伝わりやすさは、視覚情報があるかどうかで大きく変わります。
・紙に描いた簡単な図
・箭印
・比喩
・写真
・箇条書き
どれも立派なものでなくて構いません。
私は打ち合わせの途中でよく紙に図を描くのですが、
それだけで相手の表情が変わるのを何度も見てきました。
「そういうことね」と、理解が一気に進む瞬間があります。
Visual の威力は想像以上です。
■ ③ 最後に“アウトプットを仕上げるとき”に活きるSTUV
説明ができたあと、文章・資料・ライブ台本などに落とし込む段階でも、STUVは大きな助けになります。
● Simple ー 優先順位をはっきりさせる
文章やスライドが長くなったとき、
最初に決めた “3つの軸(S)” に立ち返ると、
どこを残し、どこを削るか判断しやすくなります。
● Visual ー 読む人に“手がかり”を置いておく
・見出しのつけ方
・小さな図や箇条書き
・流れを示すマーク
など、ほんの少し視覚化するだけで、
読み手の理解が格段に早くなります。
これはブログでも、PDF資料でも、SNSでも共通らしいです。
これから実践してみたいと思います。
■ STUVを知って気づいたこと
使ってみて思ったのは、
STUVは、説明が苦手な人ほど扱いやすい ということ。
難しいテクニックではなく、
ただ「順番と視点を整える」だけだからです。
そしてもうひとつ、
STUVは“相手のためだけ”ではなく、
自分の頭の整理にもとても役に立つ という点。
考えが散らかりかけたときも、
S(3つにまとめる)→ T(流れを整える)
の順で落ち着いて整理できます。
仕事でも日常でも、
「あのとき話が伝わったな」と感じる瞬間が増えました。
逆に、伝わりにくかった時は、改善点を探すことにも役に立っています。
■ おわりに
どんなに役立つ情報も、
相手に届かなければ価値になりません。
STUVは、その“届くまでの道筋”を
無理なく整えてくれる小さな道具だと思います。
説明が苦手だと感じている方にも、
すぐに試せる方法です。
私自身、これからの仕事にも少しずつ取り入れていくつもりです。
これを読んでくださった方にもお役立ていただけるととっても嬉しいです🥰
今日の記事はここまで。
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