山形県庄内(鶴岡市・酒田市)での空き家再生・活用。補助金・節税のアドバイスをする空き家のお医者さん

空き家問題の当事者はダレ?

空き家問題の当事者はダレ?

空き家問題の当事者は、もちろん、所有者です。

しかし、所有者だけではないんです。

空き家を相続する人も、いずれ当事者になるんです。

そんな、当事者問題について、記事にしてみました。

 

 

1.空き家問題の本質

空き家問題は現代の社会問題となっていることは誰もが知るところである。

○ 空き家の取得経緯は相続が55%。
○ 所有者の約3割は遠隔地(車・電車等で1時間超)に居住。

 

2013年の総務省調査によると、上記が明らかになっている。
問題を抱えているのは空き家を相続した所有者とされている。
しかし、果たしてそれは真実だろうか?

 

誤解を恐れずに言えば、問題は相続する者のことを考えずに空き家を相続させてしまう状況を作っている親世代でもあるとは言えないだろうか?

高齢化社会が益々進む昨今、これを声高らかに言うことは日本人の大半を敵に回してしまうことになるので、なかなか言いづらいのですが、人生の大先輩である高齢者の皆さんには、残されるご家族のためにも、自分がいなくなった後の不動産の行く末も考えておくことが、実は求められていると思う。

ひところ流行した「終活」。
この一環として、ご自宅の処遇もなにかしらの方向性を示しておくことが望ましい。
ご家族からは言いにくいことなので、親世代の皆さんには自分たち発信でご家族で話し合いができれば理想的である。

 

 

2.あなたの家は「資産」ですか「負債」ですか?

 

答えは「わからない」です。

親世代にとっての「家」は、先祖代々の土地であったり、自分が苦楽を共にし、家計をやりくりしてローンを払い、子供たちを育て上げた、思い出が詰まった一世一代の「財産」です。
これを否定するつもりは全くありません。
手放したくないお気持ちも十分理解できます。

では、親世代が無くなった後、相続する予定の親族にとってはどうでしょう?
冒頭で述べたように、これは一概には言えません。
子供時代を過ごした家には当然思い出がつまっています。
親が大事にしていた家を、率先して「手放したい」とか「解体したい」とおっしゃる方はあまりいませんが、相続しても持て余している方が非常に多いのは事実です。
これは空き家問題が社会現象になる程度には多くの方がお困りになっているということでしょう。

実際、立地や地域性、家の管理状況によって「資産」となる場合もありますが「負債」となる場合もありえます。
固定資産税、適正な管理、修繕など、不動産を持ち続けることで、定期的に継続して維持費用が掛かります。
実際に家を利用する予定があるのであれば「財産」といえる場合もありますが、住む人のいない家を相続するということは「負債」と言えなくもないということです。

親世代にはこのことについて、くもりなきまなこで見極めていただきたいものです。

 

 

3.親の家を相続するということ

 

制度上、相続で不動産を取得することになった所有者さんは不動産の価値もわからず、さらに遠方にお住いの場合は不動産の価値もわからず、適切な管理の方法もわからないまま放置しているという現状が多くみられます。

知識があれば、お金があれば、時間があれば、なにかしらの方法で解決できるのだろうが、そんな属性の持ち主は一般社会にはほぼほぼ存在していない。

あなたのお子さんはどうですか?

空き家を相続して維持費を支払い続けることができる資産家ですか?

もしくは空き家を有効活用できる知識がある方ですか?

自然災害のたびに空き家の状況が心配になるとの相談も受けます。
傷んだ家屋の一部分が近隣の住居に被害を与えたらと思うと、精神的に大きなストレスになるかたもいらっしゃいます。
お子さんにそんな思いをさせたいですか?

さらには、痴呆症が発生してしまうと本人の意思確認ができなくなるため、不動産の処分や運用をすることもできなくなり、親が痴呆になる前に早く話し合っておけばよかったと子世代からのご相談も稀にあります。
痴呆だけでなく、事故や病気などでいきなり意思表示ができない状況になる可能性もないとは言い切れません。

大事なご家族のためにも、大事な家のためにも、計画的な「家じまい」
は終活の一つとして計画しておくことをお勧めしています。

 

 

4.まとめ

家を手放せと言っているわけではありません。
手放すことも含め、活用や維持管理についてもご家族で方向性を決めておくことが望ましいということです。

誰もが避けて通れない「相続」によって、残される親族の負担を軽くしてあげられるのは親世代であり、終活をすることで美しく相続することも、子世帯に対する「愛」であるということを、僭越ながらお伝えしたい。

身内はいいづらいですからね。
ご家族で話し合う際にこの記事を見ていただいてもいいかもしれませんね。

 

5.空き家のお医者さんに相談しよう。

 

所有者さんには一定の責任をもって空家と向き合ってほしいと、空家のおいしゃさんは日々考えています。そして、放置空家を見るたびにもったいないと思ってしまいます。

適正な知識があれば、適正な時期に保全をすれば、維持費用は格段に抑えられます。
そして、大きな声では言えませんが火災保険や補助金を上手に使えばむしろ手持ち金が増える場合もあるんです。
さらに、空家に働いてもらってお金を稼ぐこともできるかもしれません。

あなたが所有している空き家がどんなポテンシャルを持っているか、空家のおいしゃさんに相談してみてはどうでしょう。

さくまさちこ

さくまさちこ

職人一家で生まれ育ち、自然と建築業界に身を置くようになってはや30年。
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
2級建築士
既存住宅状況調査技術者
住環境福祉コーディネーター2級
競売不動産取扱主任者
ヨガインストラクター
3つの国家資格と、その他の資格をいくつか持ち、 不動産に関する総合的な知識と経験を活かして、 お客様のお家のお困りごとをお伺いして、 資産を守るお手伝いをしています。

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