山形県庄内(鶴岡市・酒田市)での空き家再生・活用。補助金・節税のアドバイスをする空き家のお医者さん

移住者を受け入れる側の役割

移住者を受け入れる側の役割

田舎暮らしや、二拠点生活がブームのなか、わが町、山形県鶴岡市も、なかなか人気が高く、東北版住みたい街ランキングでは毎年上位にランクインしている。その理由を深掘り❣

1.移住者は何を求めている?

移住者をどんどん受け入れたい鶴岡市では、移住者のハートをつかむため、移住者にお得な制度をいろいろと準備している。

中古住宅の斡旋や、そのリフォーム費用の援助、賃貸住宅であれば家賃補助など、そのサービスは多岐にわたっている。

農耕地のあっせんや、仕事のあっせんも力を入れているらしい。
程度はわからないが。

しかし、その施策そのものが、移住者が求めていることや不安に思っていることをカバーできているのかはわからない。

なので、少し移住者のお気持ちを推し量ってみようと思う。

 

2.移住者のニーズ

そもそも、縁もゆかりもない田舎に移住される方も多いと聞くが、移住者のみなさんは、どうやって住みたい街を探しているのだろう?

何を基準にしているのか、そして検索ワードはなんなのか、気になって調べてみた。

2023.12発表「田舎暮らしに関する意識調査」の結果を見ると、
(調査は11月16日~24日、全国の10代〜60代以上の男女500人(女性319人/男性181人)を対象にインターネットで行われた。)
やはり、インターネットで検索して住みたい街を選んでいる。

どんなサイトが見られているかというと、以下の通り。
もちろん自治体の公式HPも必読だが、企業や住民のブログやSNSも参考にされている。
地元企業や、個人ブロガー、SNS発信者の責任も重大だということがわかる。

 

画像
AlbaLink

では、どんな要素を見て、住みたい街を絞り込んでいるかというと、下記の通り。

 

田舎暮らしのメリットは自然が豊かなこと、空気や食材が新鮮でおいしいことを想像していたが、結果は全く違う。

どこまで行っても利便性が最優先されるということがわかる。
交通の便、生活の便、どちらも重要な要素であり、さらに、家賃や物価の安さを重要視されている方も多いと分かる。

移住者の多くは、スローライフへのあこがれよりは、むしろ経済的な事情で移住される方が多いのかもしれないと想像できる。

画像

とはいえ、別の調査結果を見てみると、田舎で暮らしたい理由ランキングというものがあったのでご紹介したい。

これによると、やはり田舎で暮らしたい理由のNO.1は「自然が豊か」なことが挙げられている。

つづいて、「人が少なくて静か」「のんびり暮らせる」と続く。
このあたりは予想通りで安心した。

画像
AlbaLink

そしてこちらのランキングでも田舎暮らしの条件を紹介していた。

こちらでもやはり上位は利便性が占めている。

ダントツの1位は「商業施設が近い」こと。
自然が豊かでのんびりできて、生活は豊かになるが、利便性は失いたくないと考えていることがわかる。

画像
AlbaLink

ということは、わが町鶴岡市は・・・

  • 自然が豊か

  • 人が少なくて静か

  • のんびり暮らせる

上記のような街だと認定されたということになる。

 

ここまでは納得の結果だが、利便性の面は果たしてどうだろうか?

決して交通の便が良いとは言えない。
が、それをカバーする無力が他にあるのだろうか。

やはり食べ物がおいしいことだろうか?
地元民としてはそれくらいしか思い浮かばない😅

そして、移住者のみなさんの、移住に対する心配事がこちら。

画像
AlbaLink

1位はダントツで「人間関係になじめるか」。
どこにいってもコミュニティが一番大事で、一番の困りごとになり得る。

 

そういう意味では、自治体だけでなく、地域住民も受入体制を整えることが大事になってくる。

若年家族や、子育て世帯に移住してもらって、地域の活性化に繋がれば、巡り巡って、地域が潤い、私たち住民が潤うという好循環が期待できる。

引き続き、自治体からは移住者誘致に力を入れていただき、私たち先住民も受入の体制を整えて待ち受けたいものだ。

 

3.選ばれる街、つるおかし

単純に、選ばれているという事実がとてもうれしいのは私だけではないだろう。

移住者が増えることで恩恵を受けるのも、私だけではなく、地域全体に恩恵があるはず。

なので、移住者の誘致に自治体では引き続き努力を怠らないで欲しいと願う。

 

そして、住民の私たちはこの町の魅力を発信し続けることが、地域のために実は一役買っているかもしれないし、続けていきたいと改めて感じる。

 

そして私にはできることがもう一つ。

移住者の住宅確保に対する配慮。

利便性の高い地域に移住者に喜んでもらえる住居を確保して、提供することで、地域や移住者のみなさんのお役に立ちたいものだ。

どんな物件が移住者に選ばれるのかは、今日ご紹介したアンケートを見ればある程度絞れる。

移住者のみなさんが心地よく住める家づくりをお手伝いしたいものです。

 

4.移住者向けの支援

まずは、鶴岡市企画部地域振興課が運営するこのサイトを参考にして頂くといいかもしれない。

前略、鶴岡に住みマス。

そして、住まいのことなら空き家のお医者さんへぜひご相談頂きたい。
リフォーム補助金を使った住宅リフォームのお手伝いや、田舎暮らし物件の斡旋、さらに、賃貸住宅の提供も行っている。

空き家のお医者さんHP

最後に、
2024 住みたい街ランキングでも上位にランクインされますように!
つるおか、イイトコですよぉ😊

さくまさちこ

さくまさちこ

職人一家で生まれ育ち、自然と建築業界に身を置くようになってはや30年。
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
2級建築士
既存住宅状況調査技術者
住環境福祉コーディネーター2級
競売不動産取扱主任者
ヨガインストラクター
3つの国家資格と、その他の資格をいくつか持ち、 不動産に関する総合的な知識と経験を活かして、 お客様のお家のお困りごとをお伺いして、 資産を守るお手伝いをしています。

お気軽に下の「+」をタップして
お問合せ下さい