山形県庄内(鶴岡市・酒田市)での空き家再生・活用。補助金・節税のアドバイスをする空き家のお医者さん

PDCAは終わり。これからはDADADA。

PDCAは終わり。これからはDADADA。

先日読んだ本の受け売りですが、忘備録の側面もありつつ、多くのみなさんに知って頂きたいのでご紹介します。

1.PDCAを知ってるか

PDCAとは、管理業務を正確にスムーズに進めるための概念です。

Plan   計画
Do     実行
Check   評価
Act     改善

これを略して、PDCAです。
PDCAの順にプロジェクトを進めて行き、最後まで進んだら再びPlanに戻る。
このサイクルを繰り返すことによって、事業やプロジェクトの精度を高めていく方法です。

大きな組織ほど、Pdcaに基づいて普遍的に業務フローを作成していると思われます。
普遍的なマネジメントサイクルだとこれまでは思われてきました。

しかしこのサイクルでは、現代のスピード社会では、あっという間に変化に乗り遅れてしまうと本書では警鐘をならしています。

 

2.これからはDADADAのサイクル

藤原和博著「60歳からの教科書」ではこう書いています。

PDCAではもはや時代の流れについていけない。

Do    実行
Act    改善

実行したらすぐに改善。
これを勢いよく3回繰り返し行う。
これでうまくいったプロジェクトはもっと拡大する。
うまくいかなかったプロジェクトはさっさと撤退する。
これが、Dadadaのサイクルです。

日々変化する価値観や流行や話題やモノの価値。
これに柔軟に対応していくには、悠長にPlan、Checkをしている暇などないというわけです。

このDADADAのサイクルを素早く繰り返すことが重要で、スピードが速いほど、失敗で失う損失が最小限で済むという理屈です。

年単位ではなく、月単位、週単位で、次々にプランを実行し、改善を重ねていくことで、大きく変化する時代を生き延びられると本書では紹介しています。

妙に納得したのは私だけですか?

 

3.コロナで感じた恐怖

世界的パンデミックを経験して、私の人生の中で教科書に載るような大きな出来事が起こるなんて、予測もしていなかった自分に気が付きました。

ペストやスペイン風邪のような同様のパニックは、医療の発達した現代では起こらない出来事で、医療が発達していない時代に起こった、自分とは関係のない出来事として捉えていました。

でも、そんな現代でコロナは大流行し、私たちの生活や命が、いかに危うくて、いかに無防備かを思い知ることになりました。
それまで当たり前だと思っていたことも、実は当たり前ではない、常識も簡単に覆るということを身をもって体験し、恐怖を覚えました。

そんな経験をして、たった数か月、たった数週間で思いもよらぬ出来事が起こり常識が覆る、情勢が変わることも往々にしてあり得ると、私たちは知りましたよね。

そんな、状況の変化に素早く対応するためには、サイクルを小さくすることが有効だということは理にかなっているような気がします。
これも、危機管理の一種です。

コロナ後だからこそ、危機管理が大事だと心に響きますよね。

 

4.まとめ

これまでは、あたらしくプロジェクトを始めるとなれば、、チームで企画を立て、会議で承認を取り、予算を確保し、計画を練りに練って、莫大な広告費をかけて、万全を期してプロジェクトを始動したと思います。

しかし、このやりかただとプロジェクトを始める前からすでに大きな労力と経費と時間が掛かってしまいます。

これでは、むしろこのプロジェクトは絶対に失敗できない状況に、否応なしに陥ります。

そして万が一失敗した時には大きな損失を抱えることになり、場合によっては取り返しのつかない状況になることも大いにあり得ます。

本書では、こういったことをする時代はもう終わり、とにかくやってみては改善するを何度も繰り返してブラッシュアップしていくことをお勧めしています。

あれ、、、
わたしが相談してるよろず支援の専門員さんも同じこと言ってた・・・

思わぬところで、よき師が身近にいることが判明し、めでたしめでたし😚

さくまさちこ

さくまさちこ

職人一家で生まれ育ち、自然と建築業界に身を置くようになってはや30年。
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
2級建築士
既存住宅状況調査技術者
住環境福祉コーディネーター2級
競売不動産取扱主任者
ヨガインストラクター
3つの国家資格と、その他の資格をいくつか持ち、 不動産に関する総合的な知識と経験を活かして、 お客様のお家のお困りごとをお伺いして、 資産を守るお手伝いをしています。

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