あちこちで語られているがいまだ答えの出ない「持家か賃貸か」問題。ここでは大家さん目線での結論をお伝えします。
1.結論、自宅は賃貸がいい!
なぜなら、「持家は負債」だからです。
いきなり結論から入りましたが、「持家って資産じゃないの?」って思いませんでしたか?
「賃貸か持家か」論争は多くの方が話題にされていますが、それぞれの考え方や置かれた状況で結論が変わってくるのは当然だと思います。
ここでは、あくまでも不動産賃貸業という立場で答えを出しましたので参考にして頂けたらと思います。
賃貸業という立場で考えた場合、持家は資産ではありません。むしろ、負債です。
これは、持家に価値がないという意味では決してなくて、資産と負債の考え方が不動産賃貸業とそうでない方とでとらえ方がそもそも違うんです。
2.一般的な、資産と負債とは
まず、資産と負債は会計の基本的な概念で、会社や個人の経済的状況を表すために使用されますが、それぞれの意味をまとめてみました。
1.資産とは、会社や個人が所有している、将来的に経済的利益を生み出すことが期待される経済的価値を持つもの。例えば、現金、預金、株式、不動産、機械、備品、特許などが資産として扱われる。
2.負債とは、会社や個人が、将来的に返済しなければならない、金銭的な義務を持つもの。例えば、借入金、未払いの請求書、給与支払い、税金、社債などが負債として扱われる。
ほらね。持家は資産でしょ!
と思った方、多いと思います。
たしかに、ここまで見ると持ち家は資産に見えますし、一般的にはそれで間違っていないと思います。
3.賃貸業でいう、資産と負債とは
では、賃貸業での考え方を見てみましょう。
資産とは、金銭的な価値を生み出すもの。
負債とは、金銭的な価値を生み出さないもの。
シンプルにこれだけです。
これでいくと、持家は負債に含まれます。
なぜ???
目がはてなになってますか?
では、あなたのお家はお金を稼いでくれますか?
むしろ、お家を買うためにローンを組み、返済を抱えている方が多いのではないでしょうか?
大事なことなのでもう一度書きますが、お金を稼いでくれない持家は資産ではなく、負債なんです。
お金を稼いでくれるお家は少ないと思います。
店舗併用住宅とかの例外はあるものの、一般的に自宅そのものはお金を稼いでくれるものではありません。
持家は自分が住むことが大前提で、お金を稼いでくれる「資産」には当てはまらないのです。つまり、持家は「負債」に分類されることになり、結果、自宅は賃貸のほうがいい。という結論になるわけです。
4.家賃を払い続けることは無駄なのか
生きている以上、住まいは誰しも必ず必要で、持家にしろ賃貸にしろ、ローンか家賃は必ず発生するんだから、だったら持家のローンを払ったほうが家が資産として残るのでそのほうがいいじゃないか。
そんな声が聞こえてきそうです。
実際、私も親にそう教わりましたし、賃貸業を始める前は同じように思っていました。
これも間違いではありませんが、不動産賃貸業的思考では違います。
同じローンを組むなら、資産(金銭的な価値を生み出すもの)のために組むほうがいいい。
と、不動産賃貸業的には考えます。
なぜなら、お金を借りるのは限度額があるからです。
それぞれの会社や個人で違いますが、置かれた状況によって上限や条件は異なりますが、限度があるのが一般的です。
その限度の中で、住宅ローンにあてる金額はかなりのウェイトをしめる可能性があります。
なので、資産を作りたいのであればあるほど、ローンは資産を作るために使いたいという結論になるわけです。
5.まとめ
ある程度の資産ができた後の持家なら全然ありだと思いますし、資産を作るスピードがゆるやかでいいのだと考えるならば序盤での持家購入もいいとは思います。
あくまでも、早く資産を作りたいサラリーマン大家さんなら自宅は賃貸でいいのではないかなと私的には考えています。
6.空き家のお医者さんに相談しよう。
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