今日の記事は、身の丈大家さんとその予備軍の皆さんのために、大家さんの家賃収入を守るために必然の『家賃保証』について詳しく解説したいと思います。
目次
なぜ家賃保証会社の知識が大切なのか
近年の賃貸市場では、家賃保証会社の利用が標準となっており、その知識は大家さんになるための必須項目となっています。
家賃保証会社とは?初めての大家さんに向けた基礎知識
家賃保証会社は、入居者の家賃支払いを保証する専門企業です。入居者の家賃滞納時には、保証会社が立て替え払いを行い、大家さんの収入を守ります。
【重要ポイント】
■ 家賃の確実な回収をサポート
例えば、入居者が失業や病気で一時的に支払いが困難になった場合でも、保証会社が大家さんに代わって家賃を立て替えます。立て替え期間は保証会社によって異なりますが、通常は最長12ヶ月まで。これにより、大家さんのローンの返済や建物の維持管理費用など、必要な支出を確保できます。
■ 入居者の審査も代行
入居希望者の信用調査を保証会社が実施します。
具体的には:
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年収や勤務先の確認(収入証明書の確認)
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勤務先への在籍確認
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本人確認書類の照合
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過去の家賃滞納歴のチェック
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他の借入状況の確認
などを行います。
これらの厳密な審査により、家賃支払いに問題が生じるリスクのある入居者を事前に見極めることができます。
■ 滞納時の交渉も代行
家賃の支払いが遅れた場合、保証会社が以下のような対応を行います。
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督促連絡(電話、メール、文書での請求)
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面談による状況確認と支払い計画の策定
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必要に応じて分割払いなどの提案
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法的手続きが必要な場合の対応
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明け渡しが必要な場合の交渉
保証会社は法的知識を持った専門スタッフが対応するため、適切な範囲での督促が可能だといわれています。
また、入居者とのトラブルを避けながら確実な回収ができます。大家さんが直接交渉することによる精神的負担や、誤った対応によるトラブルのリスクも避けられます。
これら3つの主要なサポートは、賃貸経営における最大のリスクである「家賃の未回収」からわたしたち大家さんを守ってくれます。
特に、以下のような場合に効果を発揮します:
・経営初心者の大家さん
・遠隔地で物件を所有している大家さん
・多忙で細かい管理が難しい大家さん
・トラブル対応に不安がある大家さん
・安定した収入を重視する大家さん
保証会社のサポートにより、大家さんは賃貸経営の中で最も神経を使う部分を専門家に任せることができ、物件の価値向上や新規入居者の募集など、より前向きな業務に時間を使えるようになります。
以下に、簡単に家賃保証会社を使うメリットをまとめてみました。
書きながら・・・
大家さんにとってはメリットしかない!
とますます感じています。
大家さんになる前に知っておきたい家賃保証のメリット
1. 事業計画の安定性向上
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確実な家賃収入の確保
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収支計画の精度向上
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金融機関からの信頼性アップ
2. 経営リスクの軽減
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滞納リスクの低減
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入居者トラブルの専門的対応
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事務作業の効率化
【家賃保証会社の選び方6つのポイント】詳細解説
次に、保証会社の選び方のポイントもまとめてみました。
実際には不動産屋さんが懇意にしている家賃保証会社にお願いする場合がおおいですが、それぞれの保証会社の特徴や強みを知っておくことは大家さんにとっては意外と大事です。
■ 1. 保証範囲の確認
【家賃滞納保証の範囲】
・保証対象:家賃、管理費、共益費、駐車場料金など
・保証期間:通常は最長12ヶ月(保証会社により異なる)
・保証開始時期:滞納発生から何日後に立て替え払いが開始されるか
・保証限度額:1件あたりの最大保証額(例:家賃の24ヶ月分まで)
【原状回復費用の保証有無】
・対象となる損傷の範囲
・保証上限額の設定
・入居者負担分と経年劣化の区別
・保証対象外となる特殊な損傷の有無
・原状回復工事の業者選定権の有無
【残置物処理の対応】
・処理費用の保証額
・処理手続きの代行有無
・保管期間中の費用負担
・残置物の評価方法
・処分に関する法的手続きの代行
【特殊事案(孤独死等)の対応】
・復旧費用の保証範囲
・消臭・消毒費用の対応
・事故物件となった場合の家賃減額補償
・警察・行政との連携体制
・近隣住民への対応サポート
■ 2. 保証会社の信頼性チェック
ここまで確認する大家さんは少ないかもしれませんが、知っておいて損はない情報です。
【財務状況】
・資本金の額
・年間取扱件数
・保証債務残高
・格付け機関による評価
・経営の安定性(黒字経営の継続年数など)
【業界での評判】
・不動産会社からの評価
・既存の大家さんからの評価
・クレーム対応の実績
・立て替え払いの実績
・督促業務の成功率
【公的機関への加盟状況】
・賃貸保証機関登録制度への加入
・宅地建物取引業協会への加盟
・日本賃貸住宅管理協会への加盟
・その他の業界団体への所属
・行政処分の有無
選定のポイント
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複数の保証会社を比較検討する
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保証範囲と保証料のバランスを確認
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実際の対応事例を確認
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地域での対応力を確認
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保証会社の営業担当者の対応力を評価
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緊急時の連絡体制を確認
特に経営初心者の場合は、信頼できる不動産会社に相談しながら、慎重に選択することをお勧めします。また、契約後も定期的に保証会社のサービス内容や対応状況を評価し、必要に応じて見直すことも検討しましょう。
まとめ
賃貸経営の成功には、様々な知識とスキルが必要です。
その中でも家賃保証会社についての理解は、確実な家賃収入のの確保という面で、とても重要です。
さらには、入居者の管理や、トラブル対応など、意外と時間がかかったり、面倒なやりとりを一手に引き受けてもらえるため、3方善しの制度といえます。
さらに、その費用は入居者さんが支払うという面でも、大家さんにとてもやさしい企業制度と言えます。
近年では入居者募集の際に、保証会社の補償加入が必須としている大家さんや不動産屋さんも多いです。
当然と言えば当然ですよね。
入居者の募集の際に保証会社を入れることはもちろん大事ですが、忘れてはいけないのは、オーナーチェンジ物件を購入する際にも、現在の入居者さんとの契約に保証会社さんが入っていることを確認することもとても重要になりますので、お忘れ無く!
逆に、保証会社の審査が通らない人向けに賃貸借を行なっている大家さんもいらっしゃいますが、それはまた別のメリットやデメリットがあるんです。
そのはなしはまたいずれ・・・
※専門用語解説
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代位弁済:債務者(入居者)に代わって、保証会社が債権者(大家)に債務を支払うこと
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極度額:保証人が負担する賠償責任の上限額
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原状回復:入居者が退去する際に、部屋を入居時の状態に戻すこと
今日の記事はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
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