山形県庄内(鶴岡市・酒田市)での空き家再生・活用。補助金・節税のアドバイスをする空き家のお医者さん

空き家を手放さない理由と早期処分の重要性

空き家を手放さない理由と早期処分の重要性

なぜ、空き家を手放さない人が多いのか。

そして、空き家を早く処分したほうがいい理由も、併せてご紹介したいと思います。

 

わたしは山形県の鶴岡市で、空き家のお医者さんをしています。

空き家の所有者さんに対して、空き家の処分の方法や、空き家の活用や空き家のリフォームのアドバイスをしています。

 

全国的に問題となっている「空き家」ですが、わが町でも空き家はどんどん増えています。

なんと、市の中心部ですら、あちこちで空き家が目に入ります。

しかも、売りに出るわけでもなく、何年も放置されている空家も少なくありません。

そこで、なぜ、空き家を手放さない人が多いのか。空き家のお医者さんは考えました💡✨

そして、空き家を早く処分したほうがいい理由も、併せてご紹介したいと思います。

 

 

 

1.空き家を手放さない理由

  • 親の荷物が残っている。
  • 建物が古くて売れない。
  • 解体費用が高い。
  • 土地に価値がない。(売れない)
  • 時々自分や親族が使っている。
  • いつか自分が使いたい。
  • どうしていいかわからない。

空き家を手放さない理由で、よく耳にするのは上記のような理由です。

「そうそう!」と、相槌を打ってしまった人も多いと思います。

 

しかし、お気持ちは十分理解できますが、だからと言って、空家を放置し続けることは、問題の先送りをしているに過ぎません。

いずれ、この空き家に立ち向かわなければいけない日が必ず来ます。

耳が痛いかもしれませんが、空き家のお医者さんの言葉に、いましばらく耳を傾けていただけると嬉しいです☺

 

 

2.空き家問題に早急に立ち向かわなければいけない理由

空き家を早く処分することの重要性について探究し、所有者がなぜ手放すべきか考えました。

■地域への影響

道を歩いていても、空き家が空き家となぜか一目でわかります。

 

空き家は、窓の障子やカーテンがビリビリ破れている印象はないですか?

外れるはずのない外壁や屋根がはがれて落ちていたりしませんか?

このように、人が住んでいない空き家は、あきらかに痛むのが早いんです。

 

さらに、空き家はお庭の庭木が生い茂り、雑草は伸び放題。

これは直接的にご近所の皆様にご迷惑をおかけしている場合が少なくありません。

そして、その景観は街並みの景観を損ねます。

 

雑草は近隣のお庭にも種をまき、荒れ放題のお庭には虫や野良ネコが住み着き、地方自治体に苦情が多数寄せられています。

 

空き家は空き家のままにしておくことは、やはり、たくさんの方にご迷惑をおかけしてしまっていることがわかります。

一日も早く、対処することが求められます。

 

■家族への影響

空き家を放置し続け、万が一、自分になにかしらの不幸が訪れた場合、その空き家はあなたの大切な誰かが相続することになります。

あなたが持て余している空き家問題を、あなたの大切なご家族や、親類が引き継いでしまうことになります。

しかも、その場合、相続税まで発生します。

 

相続された方は、どう思うでしょう?
「早く片付けておいてほしかった」
そう考えるのではないですか?

 

ひょっとして、あなたも、両親のお家を相続した時、同じように思ったのではないですか???

そこに愛があるのなら、あなたが片付けられる問題は、あなたが片付けてあげることも大事です。

 

 

■空き家の維持コスト

空き家を手放さずに放置することは、所有者にとって財政的な負担となります。

 

空き家とはいえ、毎年固定資産税が発生します。

そして、どんどん老朽化が進む空き家は、定期的なメンテナンスやセキュリティ対策が必要になります。

 

税金や、修繕や、防犯対策にかかる費用は所有者にとって重荷となり,放置され続けた空き家は資産の価値を下げることにもつながります。

空き家を処分することで、これらの維持コストをカットできます。

 

 

■空家処分で新たな投資や生活費の補填

空き家を早期に処分することで、精神的にも金銭的にも負担から解放され、場合によっては売却により資金を得ることも可能です。

この資金は、新たな投資や生活費の補填に役立ちます。

 

 

■空き家活用の可能性

一方で、空き家を手放す代わりに活用することも有益な選択肢です。

 

例えば、賃貸住宅や民泊施設として活用することで、収益を得ることができます。

また、コミュニティセンターや地域の施設として活用することで、地域の活性化に貢献することも可能です。

さらに、空き家をリフォームして再販することで、新たな住宅需要に応えることもできます。

 

これらの活用方法は、所有者様に収益や社会的な貢献をもたらし、空き家問題の解決にもつながります。

 

 

3.個人の限界

空き家を早急に処分することの重要性は前章で述べましたが、その処分や活用の方法はたくさんあります。

 

また空き家を処分するためには、適切な手続きが必要です。

不動産の査定や買い手の探索、契約手続きなど、煩雑な手続きには時間と労力がかかります。

 

はっきり言って、これらを個人で行うのは荷が重いです。

 

これまで空き家を放置してきた皆さんにはこの労力がいかに大きいか実感されている方も多いでしょう。

 

しかし、不動産業者や専門家の支援を受けることで、スムーズかつ効果的に処分することができます。

さらに、自治体や地域の政策によっては、空き家処分を促進するための支援策や優遇措置が提供されている場合もあります。

これらの支援を活用することで、所有者は処分プロセスを円滑に進めることができます。

是非、専門家の力を借りて、よりお得に、より効率的に問題解決することをお勧めします

 

 

4.まとめ

空き家は社会的な問題を引き起こし、所有者に財政的な負担を強いる可能性があります。

そのため、空き家を早期に処分することは重要です。

所有者は処分によって資金を得るだけでなく、負担から解放され、地域の安全性と魅力を向上させることができます。

適切な手続きと支援を受けながら、空き家処分を進めることをお勧めします。

 

 

5.空き家のお医者さんに相談しよう。

所有者さんには一定の責任をもって空家と向き合ってほしいと、空家のおいしゃさんは日々考えています。そして、放置空家を見るたびにもったいないと思ってしまいます。

適正な知識があれば、適正な時期に保全をすれば、維持費用は格段に抑えられます。
そして、大きな声では言えませんが火災保険や補助金を上手に使えばむしろ手持ち金が増える場合もあるんです。
さらに、空家に働いてもらってお金を稼ぐこともできるかもしれません。

あなたが所有している空き家がどんなポテンシャルを持っているか、空き家のお医者さんに相談してみませんか?

さくまさちこ

さくまさちこ

職人一家で生まれ育ち、自然と建築業界に身を置くようになってはや30年。
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
2級建築士
既存住宅状況調査技術者
住環境福祉コーディネーター2級
競売不動産取扱主任者
ヨガインストラクター
3つの国家資格と、その他の資格をいくつか持ち、 不動産に関する総合的な知識と経験を活かして、 お客様のお家のお困りごとをお伺いして、 資産を守るお手伝いをしています。

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